鳥かごの中で 歌を忘れたカナリア...
積み上げた憂鬱に孤独な日常を過ごしていた
月明かりが誘うその先に
一輪の赤い花を見つけた

路地裏の狭い空を見上げている花の
仄かな香りが欠伸した情熱をノックしたんだ
暗い闇に閉じ込めてた想いが
嘴から不意にホロリこぼれた 

心沸きあがる甘いフレーバー
風に香る君の化身が
モノクロの世界に色彩を加えていく
君への想いあるがまま
描いた音で喉震わせた
まるで天使の囁きのように
静かな空に鳴り響いた

ある日 ひとりぼっちのアネモネは
どこからか聞こえる鳥の歌がすごく気になった
不安ばっかの日々に温もりを
くれたよな気がして
頬赤らめた

惹かれあい輝く鳥と花
歌をうたい 香りを重ねて
いくつもの希望を互いに伝えてく
もうひとりぼっちじゃないんだ
たとえ触れ合うことがなくても
まるで同じ夢を見てるようで
共に生きる今が
迎える明日が嬉しくて

長い雨が続くある季節のこと
儚き命の花がうな垂れた
あぁ あぁ 何が出来るんだ
このかごの中から 今出来ることは

大粒の涙をこぼして鳥はただただ歌い続けた
凛と咲いてた花の為に鳥はただただ歌い続けた
愁う夕日が沈み行くように花はゆっくり命閉じた
遠くに聴こえるあの歌を あの歌をずっと聴きながら

本当に出会えて良かったと
そんな想いを伝えたいから
最後に愛を込めてとびきり 甘い香りを風に託した...
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